沖縄のコロナ感染者7000人超える、11日で1000人増  新たな感染76人確認

 沖縄県は24日、新たに10歳未満から90代までの76人が新型コロナウイルスに感染し、県内の累計感染者数が7015人になったと発表した。6千人を超えた今月13日からわずか11日間で千人増え、感染が急速に拡大している。

 7千人台に達したことに関して、県の糸数公保健衛生統括監は「かなり増加スピードがアップしている」と指摘した。

 大きな要因として、年末年始に人の動きが活発化したことや、成人式関係を含む20代の感染者の増加を挙げ、家庭や職場を通じて感染が拡大したとの見方を示した。

 24日発表の新規感染者76人の居住地別内訳は那覇市16人、宮古島市13人、うるま市7人、沖縄市6人、名護市と浦添市、糸満市が各5人、豊見城市と中部保健所管内が各4人、宜野湾市と石垣市が各3人、南城市2人、北部保健所管内、南部保健所管内、愛知県が各1人。愛知の1人は宮古島市で感染が確認された。

 県内では昨年2月14日に初感染が確認され、8月9日に感染者数の累計が千人台になった。8月は感染が拡大し、同月27日に2千人を突破。今回は昨年8月を上回るペースで千人増えたことになる。10月以降は同月21日に3千人台、11月23日に4千人台、12月22日に5千人台になり、ほぼ1カ月ごとに千人ずつ増加した。

 5千人台から6千人台(今月13日)までは22日間とペースが上がったが、今回はその2倍の速さだった。

 在沖米軍関係の感染者については、日曜日のため報告がなかった。

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