ベッテルがアストンマーティンF1で初仕事。シート合わせやシミュレーターで新シーズンへの準備

 セバスチャン・ベッテルが先週、アストンマーティンF1チームのファクトリーを訪問し、新チームでの作業をスタートしたと、ドイツメディアが伝えた。4度のF1チャンピオンであるベッテルは2020年末でフェラーリを離脱し、レーシングポイントからアストンマーティンに改称して新しいスタートを切るチームに加入することを決めた。

 1月21日、ドイツのテレビ局『RTL』および『F1-Insider』は、ベッテルが19日にシルバーストンに位置するアストンマーティンのファクトリーを訪れたと伝えた。ベッテルは、チーム代表オットマー・サフナウアーやテクニカルディレクターであるアンドリュー・グリーンをはじめとするスタッフたちと初めてのミーティングを行い、シート合わせ、シミュレーター作業に取り組んだという。

アストンマーティン・コグニザント・フォーミュラワンチームのファクトリーに建てられた銘板

 アストンマーティンのオーナー、ローレンス・ストロールは、トップチームになることを目指す上で、ベッテルは非常に重要な存在になると語っている。

「我々が世界チャンピオンになるための方法のひとつは、チームメンバーたちが世界チャンピオンとしての考え方と行動の仕方を身につけることだ」とストロールは『BBC』に対して語った。

「そのために4度のワールドチャンピオンをチームに迎え入れる」
「彼は最終的に目指す場所に向けて我々を正しい方向に導いてくれるだろう」

 アストンマーティンF1チームは、3月にイギリス・ゲイドンの本拠で発表会を実施、ニューマシンのカラーリング、新ドライバーラインアップを紹介する予定となっている。

アストンマーティン・コグニザント・フォーミュラワンチームのロゴ

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