ウーデゴールがアーセナル移籍 〝実力不足〟の危険性指摘する声も

マルティン・ウーデゴール(ロイター)

スペイン1部レアル・マドリードのノルウェー代表MFマルティン・ウ―デゴール(22)がイングランド・プレミアリーグのアーセナルに移籍すると、地元紙「アス」など各メディアが伝えた。半年のレンタル移籍になるという。

そんな中、元イングランド代表MFアラン・スミス氏(40)は疑問の声を挙げる。「アス」紙によると「彼はレアル・マドリードで成長に問題を抱えていました。アーセナルが危惧するのは、何も提供できない人を入れることです。クラブに来て、体の準備ができていなかったためにケガをしたデニス・スアレスのことを思い出してください。それは恥ずかしいことになるかも…」と話したという。

ウーデゴールはチーム事情があったものの、Rマドリードで試合に使われなかったというのが事実であり、その実力を疑問視しているわけだ。その上で2019年にスペイン1部バルセロナから加入したMFデニス・スアレスは期待されてアーセナル入りするもわずか6試合出場にとどまり、戦力になれなかった。

このため、ウーデゴールもアーセナルで実力を発揮できない可能性があるという。同氏は「レアル・マドリードの若い選手であり、彼には多くのことが期待されている。しばしば起こることですが、彼は難しいかもしれない」とコメントしたという。

Rマドリードは数年前から若手選手の発掘に力を注いでおり、ブラジル代表FWビニシウス(20)や日本代表MF久保建英(19=現ヘタフェ)らを獲得している。そんな中、若手筆頭格で〝同僚〟のウーデゴールがアーセナルで真価を発揮できなければ、久保ら若手育成の方針にも変化が出かねない。

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