新日本プロレスの25日・後楽園ホール大会で、NEVER無差別級王者・鷹木信悟(38)と次期挑戦者・棚橋弘至(44)が激しい火花を散らした。
両雄は30日愛知県体育館大会で王座戦を行う。この日は鷹木がSANADA(32)、高橋ヒロム(31)と、棚橋が飯伏幸太(38)、SHO(31)とそれぞれ組み6人タッグ戦で激突。2月10日広島大会ではIWGPジュニアヘビー級王者・ヒロムにSHOが挑戦を、翌11日広島大会ではIWGPヘビー級&インターコンチネンタル2冠王者・飯伏にSANADAが挑戦を控えており、トリプル前哨戦となった。
両チームとも一歩も譲らぬ一進一退の展開が続くなか、試合時間残り5分となったところで鷹木と棚橋のマッチアップに。ツイスト&シャウト、ドラゴンスクリューの応酬が繰り広げられる。棚橋がスリングブレイドからハイフライアタック決めれば、鷹木は両軍入り乱れての攻防からパンピングボンバー(首折り弾)を発射。互いに決定打を許さないまま、30分時間切れのゴングが鳴った。
激闘直後のリング上でマイクを握った棚橋は鷹木に対して「まあ座れよ」と呼びかける。「リスペクトを込めて鷹木選手と言おうか。ほれたよ、ほれた。『愛してます』だわ。本当に素晴らしいよ。けどな! …ここからが大事だから。名古屋大会終えて帰ってきたとき、チャンピオンベルトは俺のものだ。よし、告白でした」と、王者に対して最上級の敬意を示した上で宣戦布告した。
これに対し鷹木は「残念ながらお前の告白には答えられないな。だが棚橋、俺はうれしいぞ。やっと俺に本気になってくれたな」と不敵な笑み。「1・30愛知。その日にタイトルマッチが組まれてるのはNEVERだけだ。どういうことか分かるか? 飯伏、いいとこにいたな。お前もよく聞いとけよ。その日だけは! 最強も、最高も、NEVERが独占する。それを証明するには、棚橋じゃねえなあ。俺が勝つしかねえだろ!」と高らかに宣言していた。