初場所初Vの大栄翔 目指すは八角理事長!「若い時に似ているとよく言っていただいている」

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分厚い両手を披露する大栄翔

目指すはあの横綱の型だ! 大相撲初場所で初優勝した幕内大栄翔(27=追手風)は、埼玉県勢だけでなく部屋所属力士としても初の快挙を達成。一夜明けた25日のオンライン会見で「(優勝は)最大の目標だったので、自分の中で夢がかなった。すごいうれしい」。さらには自身の相撲スタイルへの思いも激白した。

高校時代まで四つ相撲だった大栄翔はプロの道に進むと、師匠・追手風親方(54=元幕内大翔山)の方針で突き押し相撲に〝転向〟したが、思うような成績が残せない時期には四つへの誘惑にもかられたという。それでも師匠の「突きに徹しろ」「まわしを取るな」「差すな」との教えを守り「その言葉を信じてここまでやってきた。成果が出たのは本当にうれしいこと」と、しみじみ語った。

押し相撲を磨く上で過去に活躍した力士の動画をユーチューブなどで見て研究。理想は元横綱北勝海(現八角理事長)だという。「テレビなどで八角理事長の若い時に似ているとよく言っていただいている。そういう相撲を見て、勉強して、目指していきたい。どんな相手にも突いて、自分から先に、速い突き押しで圧力もかける理想の相撲」と説明した。

勉強家な一面は〝本業〟を離れたところでも発揮中。昨年4月から日大大学院(通信制)で相撲部屋の運営にも通じる経営学を学んでいる。「今はまだ現役なので相撲をまっとうしようと思うけど、将来的には(部屋を持ちたい)」との思いからだ。夢を実現させるためにも、まずは自己最高位の関脇で迎えることが確実な春場所(3月14日初日、大阪府立体育会館)でも活躍を目指す。