プレーに精彩欠いた久保 「相手の守備に苦戦」データ分析で明らかに

久保建英

スペイン1部ヘタフェの日本代表MF久保建英(19)は25日のビルバオ戦で2試合連続の先発出場となったが、プレー内容は精彩を欠いた。

ビルバオ戦では1―5と大敗。ホセ・ボルダラス監督(56)は久保について「今日は相手の守備が非常に強くて厳しかったのでプレーへの参加が少なかった」と辛口の評価だった。

データ分析専門サイト「ソファースコア」は久保のプレー内容を紹介。後半24分まで69分間プレーし、ボールに触れた回数は44回で、パス成功率は19本中14本の74%にとどまり、90%超えをマークした前回ウエスカ戦から大幅に下がってしまった。クロスやロングボールは合わせて5本試みるも、いずれもつながらなかった。

得意のドリブル突破は6回試みて成功は2回にとどまり、相手との競り合いを示すデュエルを制したのは地上戦で16回中5回、空中戦で4回中1回といずれも低調に終わり、相手の守備に苦戦した様子が数字でも明らかになった。

新天地で3試合目にして初めて壁にぶち当たった久保。今回の一戦を糧にして今後の奮起に期待したいところだ。

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