レアルのジダン監督後任候補にライプチヒのナーゲルスマンが浮上

ライプチヒのナーゲルスマン監督(ロイター)

今季終了後に解任の可能性が高まっているスペイン1部レアル・マドリードのジネディーヌ・ジダン監督(48)の後任候補に、ドイツ1部ライプチヒのジュリアン・ナーゲルスマン(33)が浮上している。

Rマドリードは今季の戦いぶりが低調で、20日に行われたスペイン国王杯3回戦で3部アルコヤノに敗戦を喫する失態を犯して一気に解任論が高まっている。クラブ側は今季終了後まで続投される方針だが、今夏の監督交代は避けられない見通しとなっている。

そうした中、ドイツ紙「ビルト」は「Rマドリードは戦術的に柔軟な監督のもとで新シーズンを迎えたいと考えている。ナーゲルスマンの就任を検討しており、コンタクトを取っている」と報じた。

ナーゲルスマンは20歳で現役引退後に名将トーマス・トゥヘル氏(47)に指導者への転身を勧められ、初めてトップチームを率いたホッフェンハイムで2016―17シーズンに4位、翌年は3位と弱小クラブを欧州チャンピオンズリーグに出場する強豪へと押し上げた。その手腕が買われて強豪ライプチヒに就任すると、昨季のCLでは史上最年少の4強監督となった。

今最も勢いのある若手指揮官にRマドリードは以前から注目し、ホッフェンハイム監督時にも招へいに動いている。名門が意中の恋人に再アタックしてチーム再建を託すことになるのか注目が集まる。

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