フィギュア世界選手権はどうなる? ショートトラック世界選手権派遣を見送り 

昨年の全日本選手権で、羽生、紀平ら日本代表のメンバーが決定したが…(代表撮影)

日本スケート連盟は26日、都内で理事会を開催。ショートトラックの世界選手権(3月5日開幕、オランダ)に出場予定だった日本選手団の派遣を見合わせることを承認した。

今回の決定は新型コロナウイルス禍を考慮したもの。川上隆史強化部長は「選手の健康と安全を考えて決断した」と話し、22年北京五輪の出場枠を決める大会でないことも考慮されたという。五輪の枠は来季のW杯1~4戦で決まる。

一方、フィギュアスケートの世界選手権(3月22日開幕、ストックホルム)は昨年の全日本選手権を制覇した五輪2連覇の羽生結弦(26=ANA)、紀平梨花(18=トヨタ自動車)の男女エースらが出場予定。世界選手権2連覇中のネーサン・チェン(21=米国)VS羽生の直接対決、紀平VSロシア勢など見どころ満載だが、コロナ禍で開催は不透明だ。

昨年3月の世界選手権は中止となっただけに開催を望む声は多いが、すべてはコロナの状況次第といったところだ。

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