【新型コロナ】26日神奈川 13人死亡394人感染 横浜の病院などでクラスター

 新型コロナウイルス感染症を巡り、神奈川県内で26日、新たに13人の死亡と10歳未満~100歳代の男女394人の感染が確認された。うち183人の感染経路が不明。1日の新規感染者数としては、25日に引き続き2日連続で300人台にとどまった。

 死亡が報告されたのは、横浜市の60~90代の男女6人、川崎市の70~80代の女性2人、横須賀市の80代の男女2人、相模原市の60代女性1人、大和市の80代男性1人、秦野市の80代男性1人。

 亡くなった横浜市の90代の男性2人は、クラスター(感染者集団)が発生した元気会横浜病院(同市緑区)の患者で、昨年12月下旬に陽性が判明していた。同市の70代男性は今年1月18日にPCR検査を受けて結果を待っていたが、19日に自宅で倒れているのを親族が発見。救急搬送されて20日に亡くなり、その後陽性と判明した。死因は肺炎で、新型コロナとの関係は不明という。

 これまで職員と患者計4人が感染していた横浜市立みなと赤十字病院(同市中区)では、新たに2人の陽性が判明。3人が感染していた同市内の特別養護老人ホームでは集団検査で利用者と職員計16人の感染が分かり、市はともにクラスターが発生したと認定した。

 横須賀市の短期入所生活介護施設「愛加那」でも、クラスターが発生。80~90代の利用者6人と60代の職員1人の感染が新たに分かり、同施設の感染者数は計8人となった。

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 県は、クラスターが発生している県立がんセンター(横浜市旭区)で患者1人の感染が新たに判明したと発表した。同センターでの感染者は計11人となった。

 在日米海軍横須賀基地司令部は、同基地で22日以降新たに関係者32人の感染を確認したと発表した。同基地の26日現在の感染者数は151人。

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