山岳遭難ほぼ半減 2020年県警まとめ コロナで登山控え

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 富山県警は26日、2020年に県内で起きた山岳遭難事故の発生状況を発表し、発生件数は74件、遭難者数は78人で、いずれも前年比でほぼ半減した。死者数は8人で前年比12人減となった。同日の定例会見で島田久幸地域部長が報告した。

 19年の発生件数は147件で、1965年の統計開始以降で最多だった。一方、2020年の発生件数と遭難者数は過去10年で最も少なかったという。島田部長は、新型コロナウイルス感染拡大に伴う外出控えで登山者数が減ったことが要因とみられると説明した。

 県警によると、20年に遭難した人のうち県外からの登山者は7割以上を占めた。年代別では50代が最も多く、65歳以上の高齢者は3割だった。19年に5人が亡くなった黒部峡谷・下ノ廊下では20年も死亡事故が1件あった。