《新型コロナ》茨城県立高入試 未回復者に「特別選抜」 調査書基本、受験機会を確保

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茨城県教委は26日、3月実施の県立高入学者選抜で、新型コロナウイルス感染などにより計3回の学力検査(2度の追検査を含む)の受験機会を全て失った受験生を対象に、調査書を基本とする「特別の選抜」を行うと発表した。感染拡大が児童生徒にも及んでいる現状を踏まえた措置で、第1志望は受験を予定していた高校、第2志望は2次募集実施校に出願できる。

県教委によると、県内の公立小中高生の新型コロナ感染者数は、25日時点で累計230人。このうち11月以降に200人超が陽性となり、急拡大した。

回復に時間がかかり2度の追検査を受けられない受験生も想定され、小泉元伸教育長は「他県の状況も踏まえ、できるだけ受験の機会がなくならない方向で検討したい」と救済に前向きな姿勢を示していた。

一般入学学力検査は3月3日に実施し、同9日に追検査、同18日にも新型コロナ感染者などに限定した追検査を予定する。「特別の選抜」は、この3回全ての受験機会をコロナ感染などでやむを得ず逸した受験生を対象とし、調査書を基本に選抜。学校ごとに、面接や小論文などを加えることも可能としている。

「特別の選抜」の出願は同19日から。受験生の個別の健康状況に配慮しながら30日まで実施し、31日までに合格発表する。

通常の一般検査の合格発表は3月12日。感染症対策のため、各校での掲示は昨年に続いて見送り、インターネットで発表する予定。