メルカリ会長がキャリアデザイン教室「中学時代が人生の出発点だった」 鹿嶋・大野中

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リモートでキャリアデザイン教室を行う小泉文明氏=鹿嶋市津賀

■「好きなもの見つけて」 鹿島FC小泉社長、将来設計に助言
鹿島アントラーズFC社長でIT企業メルカリ会長の小泉文明氏(40)が22日、鹿嶋市津賀の市立大野中(坂上彰弘校長)でキャリアデザイン教室を開いた。自身の経験を踏まえ、「好きなものを見つけ、興味を持ち続けて」と生徒に語った。

同教室は、市と両社が結ぶ包括連携協定に関わる新しい取り組み。同FCのパートナー企業関係者などが講師を務め、生徒の将来設計についてアドバイスする。今回はリモート形式で開かれ、同中2年生計約100人が参加した。

小泉氏は、自身のキャリア形成を紹介する中で「中学時代が人生の出発点だった」と強調。ファッション、パソコンといった好きなものとの出合いが、ビジネスの面白さやイメージを形にする楽しさを知るきっかけになり、「中学の体験が実は30、40歳になっても生きている」と説明した。

大学卒業後は、投資銀行を行う企業に入社し成果を上げるも、「自分にしかできないことをやりたい」と退社。その後、会員制交流サイト(SNS)の草分けであるミクシィを経て現職に至るまでを振り返り、「一度の人生、何に没頭できるか考えることが重要」と語った。

小泉氏はテクノロジーの発展で、多くの仕事をロボットが人の代わりに担う可能性があると指摘。「夢を持つ重要性が増していく。将来を変えるのは皆さんの意思」と訴えた。

サッカー選手を目指している佐藤海宏さん(13)は「自分に自信を持ち、諦めないで夢に向かいたい」と話した。本が好きという矢本叶さん(14)は「夢は図書館司書。好きなことをやり続けることで将来に生かしたい」と力を込めた。