東スポ杯2歳SがGⅡに昇格 コントレイルを輩出した出世レースがさらなる高みへ

19年東スポ杯2歳Sを勝ったコントレイル

日本中央競馬会(JRA)は27日、日本グレード格付管理委員会による審査の結果、11月20日に東京競馬場で行われる東京スポーツ杯2歳SのGⅡ昇格申請が承認されたと発表した。

競馬ファンなら誰もが納得の昇格だろう。19年コントレイル、17年ワグネリアン、14年サトノクラウン、13年イスラボニータ、11年ディープブリランテ。この10年の勝ち馬に限っても後のGⅠホースの名がズラリと並び、昨年Vのダノンザキッドも暮れのホープフルSを制して早々とその仲間入りを果たしている。

そんなJRA2歳戦屈指の出世レースだけに、18~20年のレースレーティング平均は2歳GⅡ基準値の105・00を大きく上回る108・33。GⅡの京王杯2歳S(106・75)、デイリー杯2歳S(106・67)よりも高い評価を獲得していた。

昇格の申請理由は「ホープフルSの前哨戦として」ながらも、出走各馬の陣営が見据えるのは同じ東京で行われる競馬の祭典・日本ダービー。クラシック、いや最高峰への登竜門としてさらに箔がついたGⅡ東京スポーツ杯2歳Sから今年も目が離せない。

© 株式会社東京スポーツ新聞社