【東京五輪】仏五輪委会長が自身のワクチン発言を〝誤訳〟と指摘 組織委が修正

東京五輪は果たして…

東京五輪・パラリンピック組織委員会は27日、フランスのオリンピック委員会のデニス・マセリア会長のワクチンに関する発言を修正した。

この日までに日本国内では同会長が「ワクチン未接種で東京大会に参加する選手は入国後、14日間の隔離と朝晩2回の検査が必要になる」という趣旨の発言をしたとされる報道があった。だが、組織委によると、同会長は「誤訳である」という旨を国際オリンピック委員会(IOC)へ説明済み。組織委にも同様の連絡が入ったという。

これを踏まえ、組織委は「東京大会のコロナ対策においてはワクチンを前提とせず、ワクチンがなくても安全で安心な大会が開催できるように準備を進めているところ」と改めて説明。さらに「アスリートについては、必要な防疫上の措置を講じた上で入国を認め、入国後14日間の待機期間中の活動(練習や大会参加等)を可能とする方向で準備を進めている」とした。

また、滞在中のアスリートの検査は原則96~120時間ごとに行う方針で「朝晩2回の検査を行うことは想定されていない」(組織委)という。

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