【川崎記念】地方馬10年ぶりの快挙! 船橋のカジノフォンテンが交流GI初制覇

交流GI初制覇を飾ったカジノフォンテン

27日、川崎競馬場で行われた川崎記念(ダート2100メートル)は、船橋の4番人気カジノフォンテン(牡5・山下貴)が鮮やかに逃げ切り、重賞3勝目で交流GIタイトルを手に入れた。なお、単勝1・9倍の断然人気オメガパフュームは直線伸び切れず2着が精一杯だった。勝ち時計は2分14秒9(重)。

後続を3馬身突き放す独り旅で、地方馬として2011年のフリオーソ以来10年ぶりの快挙を成し遂げた。1番枠を生かしてハナに立った張田昂は「いつも通りこの馬のペースを崩さないよう、馬の力を信じて。手応えもリズムも良かったが、直線は着差以上に(自分に)余裕がなくて一杯一杯でした。成長しているのでこの馬と一緒にどんどん大きいところを目指していきたい」とさらなる飛躍を誓った。

今後は、地元のビッグレース・交流GIかしわ記念(5月5日=船橋1600メートル)を目標に調整される。

★2着オメガパフューム=М・デムーロ騎手「勝った馬はここ(川崎)を何回も走っている。左回りも右回りも関係ない。前が止まらない馬場で、3、4角の反応が良くなかった」

★4着タービランス=笹川翼騎手「前回の川崎を使って、しっかり競馬をしてくれた」

★5着ミューチャリー=御神本騎手「馬場もペースも合わなかった」

★6着ロードブレス=ルメール騎手「ペースが遅かった。馬は反応してくれたが、前残りの馬場で前が止まらなかった」

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