【女子ゴルフ】稲見萌寧が下半身トレーニングを公開

トレーニングにキックボクシングを取り入れた稲見萌寧

昨年、一昨年と国内女子ツアーで優勝している稲見萌寧(21=都築電気)が27日、千葉県内で報道陣にトレーニングの様子を公開した。

飛距離アップを今オフのテーマに掲げる稲見は元キックボクサーの平野洋平トレーナーの指導のもと、この日は下半身を中心にトレーニング。最後はミットめがけてのパンチ、キックで締めくくった。

パンチやキックの動きは「回転や腰の切れ、上半身のねじれなど、スイングに似ていると思います」。トレーニングに取り入れたのは今年に入ってからだが、スイング時にもスムーズな体の動きを実感しているという。

昨年は「AIG全英女子オープン」(予選落ち)、「全米女子オープン」(54位)と海外メジャーに初挑戦。

「一番の課題は飛距離だと思います。『全英』は風が強くてそれどころではなかったんですけど、『全米』では長いコースでスコアを伸ばす展開についていけませんでした」

国内ツアーも距離の長いセッティングが増え「周りの選手も飛んでいるので、置いていかれないように頑張らないとと思っています」と話す。

ジムも、練習場も、自宅から20分以内という環境。「昨年は合宿をしたんですけど、トレーニングができなかったり、むしろ練習量が減ってしまうので…」。目標の年間2勝以上へ、今年は開幕直前まで地元でトレーニングを続ける。

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