フォレストシー、マンホール内の水位情報をLPWA無線によりクラウドへアップロードすることに成功

マンホール内の調査は、従来は人の手による調査、もしくは専用の通信機能付きマンホールを使用する調査が一般的だった。株式会社フォレストシーの携帯圏外でも利用可能な独自のLPWA無線を活用した「里山通信」事業は、愛媛県久万高原町の協力のもと、下水用マンホール内に水位センサーを設置した。計測した水位データは、フォレストシーが町内全域に構築したLPWA通信網の中継機を経由してクラウドシステムへアップロードされ、専用の管理画面から水位を確認することができる。フォレストシーは、LPWA通信規格の中でも920MHz/250mWと高出力のため遠距離通信が可能な「GEO-WAVE」という独自の無線規格を採用することで電波が地面やアスファルトを通り抜け、近くに設置した中継機へ届くことにより既設のマンホールをそのまま使用してのLPWA通信による水位データの取得に成功した。

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