文科大臣表彰 県内3団体 「地域と学校」協働の模範 志原っ子育成協議会(壱岐) 岐宿小の一歩前の会(五島) 佐々小応援団(佐々)

竹とんぼの作り方を教わる児童=五島市立岐宿小(同市教委提供)

 長崎県は26日、地域と学校が連携して取り組む「地域学校協働活動」の模範になったとして、壱岐市、五島市、北松佐々町の計3団体が本年度の文部科学大臣表彰に選ばれたと発表した。
 表彰されるのは、壱岐市立志原小の志原っ子育成協議会、五島市立岐宿小の一歩前の会、佐々町の佐々小応援団。
 一歩前の会は小学校の教頭やPTA会長ら17人の学校運営協議会メンバーで構成。学校との共催行事「岐宿っ子祭り」に地元住民を招き、竹とんぼやメンコなどの昔遊びや郷土料理ぞろ(うどん)作りなどを子どもたちに教えてもらっているほか、登校時の見守り活動などにも取り組んでいる。
 県の担当者は「子どもたちは学校だけではなく、地域のさまざまな人の力を借りて育つ。県内に活動が広がってほしい」と話した。

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