【相撲】全休力士65人の番付 番付編成会議で伊勢ヶ浜審判部長「全員を公平に」

番付編成会議の行方は…

日本相撲協会は大相撲三月場所(3月14日初日)の番付編成会議で、新型コロナウイルスの影響で初場所を全休した力士65人の番付の取り扱いについて協議。幕下以下の力士50人は初場所の番付から据え置きとし、十両以上の関取15人の一部は番付を1枚程度下げる措置が取られたとみられる。

昨年9月の秋場所前には玉ノ井部屋で新型コロナの集団感染が発生し、所属力士は陰性者も含めて28人全員が休場。審判部は11月場所の新番付で関取2人を含む全員を据え置きにする救済措置を取った。しかし、今場所はコロナ関連で休場した関取が15人と多く、同様の番付編成は困難と判断。今回の措置に至ったようだ。

伊勢ヶ浜審判部長(60=元横綱旭富士)は「誰かが割を食ったりとかじゃなく、全員を公平にして番付を決めていったということ。(出場した力士が)勝ち越して番付が下がったらおかしいし、負け越して番付上がってもおかしい。そういうのも考慮しながら、公平性を重視して作成した」と説明。出場者と休場者のバランスを考慮したことを強調した。

© 株式会社東京スポーツ新聞社