富士フイルム、「Xシリーズ」第四世代のセンサー・画像処理エンジンを搭載した小型軽量なミラーレスデジタルカメラ「FUJIFILM X-E4」発売

X-E4シルバーモデル

富士フイルム株式会社は、独自の色再現技術による画質と小型軽量を実現する「Xシリーズ」の最新モデルとして、ミラーレスデジタルカメラ「FUJIFILM X-E4」を2021年2月下旬に発売する。メーカー希望小売価格はオープンプライス。ラインナップと市場想定価格は以下の通り。

デジタルカメラ「FUJIFILM X-E4」(ブラック/シルバー)
オープンプライス:参考価格は税別9万9,000円

デジタルカメラ レンズキット「FUJIFILM X-E4」「フジノンレンズ XC15-45mmF3.5-5.6 OIS PZ」(カメラ:ブラック/シルバーレンズ:ブラック)
オープンプライス:参考価格は税別11万円

X-E4ブラックモデル

「X-E4」は、「Xシリーズ」第四世代のイメージセンサー・画像処理エンジンを搭載したミラーレスデジタルカメラとして最小(幅121.3mm、高さ72.9mm、奥行き32.7mm)・最軽量(約364g)を実現。

ボディ天面には高強度なマグネシウム合金を採用。加工が難しいマグネシウム合金を高精度な金型を用いて成形することで、ボディ天面のエッジ部をシャープに仕上げている。フロント・リアグリップともにフラットな設計を施しており、往年のフィルムカメラを彷彿とさせるクラシカルなデザインを特徴としているという。

像面位相差画素を全面に配置した裏面照射型2,610万画素「X-Trans CMOS 4」センサーと高速画像処理エンジン「X-Processor 4」を搭載し、最短約0.02秒の高速AFが可能。

高精度な動体追従AF機能を搭載し、カメラに向かってくる被写体に加え、カメラから離れていく被写体も正確にとらえ続けるという。「顔・瞳検出AF」により、動いている被写体の顔・瞳にピントを合わせたり、暗闇に近い-7.0 EVの低照度環境下でもAFが可能。光量の少ない屋内での撮影などでも、被写体を正確にとらえることが可能。

富士フイルム独自の「フィルムシミュレーション」に、高彩度な発色とメリハリある階調表現が特徴的な「Velvia」や、「銀残し」の表現を再現し低彩度・高コントラストで重厚感のある「ETERNAブリーチバイパス」など全18種類のモードを搭載。液晶モニターやビューファインダーを通して色や階調などを確認しながら撮影が可能だという。

チルト式背面液晶モニターを採用。ハイアングルからローアングルまで様々なスタイルで撮影できるほか、モニターを180°上方向に反転させて「自分撮り」が簡単に可能としている。

ボディ天面には、シャッタースピードダイヤルを搭載。電源を切った状態でもシャッタースピードの設定を確認でき、次の撮影へスムーズに移行できる。シャッタースピードダイヤルに「プログラム(P)」ポジションを新たに採用。ダイヤルを「プログラム(P)」ポジションに合わせれば、シャッタースピードと絞り値の最適な組み合わせをカメラが自動で設定できる。

6K相当の豊富なデータ量から4K映像を生成することで、ノイズが少ない高解像な映像撮影を実現。また、4K30P 4:2:0 8bitでのカメラ内SDカード記録が可能。HDMI出力では、より多くの色情報を記録できる4K30P 4:2:2 10bitに対応。

フルHD/240Pのハイスピード動画撮影が可能。最大10倍のスローモーション映像で再生することができ、本格的な映像表現を楽しめるという。

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