脳梗塞から退院の爆笑・田中 静養後は九州でルーツ探し 福岡ケンミン熱狂!?

福岡ケンミン熱狂!?

お笑いコンビ「爆笑問題」の田中裕二(56)が、27日に退院したことを所属事務所を通じて報告した。田中は20日未明に頭痛を訴え救急搬送。「前大脳動脈解離によるくも膜下出血、脳梗塞」と診断されたが、幸いにも軽微な段階だったようで、その日のうちに普通に食事を取り、会話もスムーズだったという。退院は予定通りだった。

田中は書面を通じ「この度は、お騒がせして申し訳ございません。妻の判断と医療関係者の迅速かつ適切な対応により、現在体調も良く、安定した状態に戻っておりますが、大事を取って一か月ほどの休養を取らさせていただきます。今後は、担当の先生と社長とが話し合い、その結果の指示のもと、復帰に向けて体調を整えてまいります」とコメントした。

所属事務所の太田光代社長も「無事退院いたしました。今後とも、何卒よろしくお願い申し上げます」と安堵する。心配された脳の機能へのダメージもないそうで、太田社長は「電話で会話した時に、何か異常がないかチェックしていたんですが、大丈夫でした。言い間違いや記憶の間違いがないか、いろいろと質問したんです」と明かす。漫才にも影響はないという。

そんな中で本紙お正月特別号で既報した「小郡田中会」への参加も前進しそうだ。これはNHKのドキュメンタリー番組「ファミリーヒストリー」で、田中のルーツが「田中家初代は肥前の戦国大名・龍造寺家出身で福岡県小郡市をつくった武士」だと分かったことがきっかけとなり、同地の田中姓の住民が結成したもの。小郡市の公式SNSも「田中さん、太田さん、機会があれば一度ぜひ小郡にお越しください」とラブコールを送っている。その声はもちろん田中の耳にも入っている。

「田中さんは照れくさがっていますが、うれしくないはずがない。コロナ禍が収まり、タイミングが合えば、行きたい意向だそうです」とはテレビ局関係者。

九州の地で田中を待つ会員のためにも、まずはゆっくり静養といったところか。

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