デビュー3年目を迎えた人気歌手・辰巳ゆうと(23)が27日、4枚目のシングル「誘われてエデン/望郷」(両A面シングル)をリリースした。昨年、大学を卒業した辰巳。社会人として表情もしっかりしてきたと評判だ。
「誘われてエデン」は、辰巳の甘いボーカルを前面に打ち出し、情熱的な愛をテーマにしたアップテンポのポップスナンバー。「望郷」は、都会で暮らす息子への両親の愛をテーマにした心温まる演歌作品だ。
この日、都内のビクターエンタテインメントで「誘われてエデン」をイメージして、特技のバルーンアートとアップルパイを披露した。
「『エデン(楽園)』の世界、アダムとイブの世界観で、禁断の果実のリンゴを使ったスイーツを作ってみた」という。アップルパイの上に乗せているのはリンゴあめで「あめを作る際の温度調節が難しかったです。昨日の夜中から5時間ぐらいかけて作りました」という力の入れようだ。
デビューした時は現役大学生だった辰巳も昨年春に大学を卒業し、社会人として歩き始めた。
ある音楽関係者は「昨年の春に大学卒業を記念したコンサートを開く計画もあったんですが、コロナの影響でできなかった。それでも、社会人としての自覚が芽生えてきたのか、顔つきが以前にも増してしっかりしてきた」と言う。
もともと甘いマスクが売りの一つだったが、「しっかりした部分も出てきたことでファンも着実に増やせているようです。こういう状況なので、なかなかお客さんの前で歌う機会がないのが残念ですが」と同関係者。
今回のシングルに本人は「いま辰巳ゆうとが歌えるすべてが詰まったニューシングルになっていますので、たくさんの方に聴いていただき、大ヒットさせたい」と意欲を燃やす。
ファンの前で歌える時が来るのを待ちわびているはずだ。