【新型コロナ】28日神奈川県内 11人死亡、433人感染

 新型コロナウイルス感染症を巡り、神奈川県内で28日、新たに11人の死亡と10歳未満~100歳代の男女433人の感染が確認された。206人の感染経路が不明。

 横浜市内で亡くなった7人のうち、80代男性2人はクラスター(感染者集団)が発生した元気会横浜病院(緑区)の患者。1人は多発性脳梗塞と糖尿病の、もう1人は直腸がんの基礎疾患があった。同病院での死者数は計12人となった。

 80代女性は特別養護老人ホームの利用者で、高血圧の基礎疾患があったが、新型コロナによる肺炎で亡くなった。同施設での死者は2人目。

 横須賀市内で死亡した80代男性は、クラスターが発生しているうわまち病院に入院歴があった。20日に感染が判明、無症状で自宅にいたが24日に息苦しさを訴えて入院し、27日に死亡した。持病があったという。

 茅ケ崎市内の病院に別の疾患で入院していた市外在住の60代男性も亡くなった。男性は、市がクラスターが発生したとみて当該病院の濃厚接触者を調べている中、26日の死亡後に陽性が判明した。湘南藤沢徳洲会病院で発生したクラスターに関連し、30代の男性医師ら5人の陽性が判明。同病院に関連する感染者は計26人となった。愛川町立中津南保育園では新たに職員2人と園児2人の感染が判明し、感染者は計6人になった。県はクラスターが発生したとしている。

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 県は28日、県立がんセンターに入院していた患者1人の感染が新たに判明し、感染者は計13人になったと発表。また、県議会議会局は28日、40代男性職員の感染を発表した。

 在日米海軍厚木基地は、基地関係者2人の感染を新たに確認した。

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