鷹、4年目の増田珠がA組に抜擢 “ポスト熱男”候補に工藤監督も期待「非常に元気」

ソフトバンク・増田珠【写真:福谷佑介】

昨季は右手首の手術などで2軍でもわずか8試合出場だった増田

ソフトバンクは28日、本拠地PayPayドームで工藤公康監督や小久保裕紀ヘッドコーチらコーチ陣、スタッフらが集まって監督・コーチ会議を行い、2月1日から始まる春季キャンプの組分けなどを決めた。千賀滉大投手、柳田悠岐外野手、周東佑京内野手らの主力がA組から外れる中で、4年目の増田珠内野手がA組に抜擢された。

2017年のドラフト3位で横浜高から入団した内野手の増田。2019年に1軍デビューを果たすも、そのオフに「右手舟状骨偽関節手術及び骨移植術」「有鉤骨骨内のう腫掻爬術及び骨移植術」を受けて全治6か月となり、昨季は2軍出場もわずか8試合に終わっていた。

若手の元気印として知られる増田。入団時には目標に松田宣浩内野手を挙げ「熱男!」ならぬ「増男!」として注目を集めた存在で、4年目で初のA組キャンプに。工藤公康監督は「彼は非常に元気がありますし、声も出します。手首の故障で苦しんできましたけど、状態が上がってきているということで、A組で頑張ってもらおうと思っています」と期待を口にした。

増田のほか、大竹耕太郎投手や杉山一樹投手、谷川原健太捕手や海野隆司捕手、リチャード内野手、三森大貴内野手、柳町達外野手、佐藤直樹外野手らがA組スタートに。5年連続日本一を狙うソフトバンクの熾烈な競争がまた始まる。(福谷佑介 / Yusuke Fukutani)

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