フィギュア少年男子 岡山6位 冬季国体 成年男子SPは田中1位

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フィギュア少年男子で団体6位となった岡山の杉山匠海(左)と門脇慧丞=名古屋市ガイシプラザ

 国民体育大会冬季大会スケート、アイスホッケー競技会第2日は28日、名古屋市のガイシプラザなどで行われた。岡山勢はフリーがあったフィギュアの少年男子で杉山匠海(就実高)がショートプログラム(SP)との合計で9位、門脇慧丞(理大付高)が13位で、2人の順位合計で争う団体は6位と8年連続入賞。少年女子の三宅咲綺(同)は8位、岡本真綸(同)は18位とし、団体8位で3年連続の入賞を果たした。

 SPが行われた成年男子の岡山は田中刑事(倉敷FSC)が1位、木科雄登(関大)が3位に食い込み、団体は2位に大差の首位でフリーに進んだ。アイスホッケー成年2回戦で、48年ぶりとなるベスト8に挑んだ岡山は福岡に2―7で敗れた。

 フィギュア少年男子はSPトップで世界選手権(3月・ストックホルム)代表の鍵山優真(神奈川・星槎国際高横浜)がフリーも175.70点の1位となり、合計270.82点で優勝した。少年女子は松生理乃(愛知・中京大中京高)がSPに続いてフリーも1位の124.87点を出し、合計188.42点で制した。

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 表彰台を意識しすぎたか。フィギュア少年男子でSP3位につけていた岡山は6位。入賞は確保したが、5年連続で3位以内を達成していただけに「どこかで重圧を感じていたかも」。ともに高校3年生の杉山と門脇は落胆の色をにじませた。

 前日のSPからともに個人順位を下げてしまった。SP8位の杉山は得意のスピンに勢いがあったもののジャンプの着氷で乱れる場面もあり、9位と一歩後退。直後に滑ったSP7位の門脇は冒頭の連続ジャンプで転倒し、リズムに乗れないまま「気付けば終わっていた」と13位に落とした。3位東京が2人の順位合計19だったのに対し、22と僅差の戦いで“銅メダル”を逃した形だ。

 2人は国体初出場。昨年少年を制した三宅、木科(ともに現在関大1年)のトップスケーターの陰に隠れ、実力がありながら県代表の座は遠かった。「岡山」の名を背負った大舞台の経験不足も影響したかもしれない。

 小学生の頃から岡山のリンクでともに滑り、愛称で呼び合う仲だが「絶対に負けたくない」と門脇が言うように良きライバルでもある。「また一緒に滑って今度こそ表彰台に立ちたい」と杉山。ほろ苦い国体デビューにリベンジの思いを強くした。