福島産材木ベンチ寄贈 県木材協会が兵庫小に

東日本大震災を忘れない

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寄贈された「KIZNA BENCH」に座る児童らと、関係者=佐賀市兵庫小

 県木材協会が25日、佐賀市の兵庫小に福島県産と佐賀県産のスギを使ったベンチ6脚を寄贈した。発生から今年で10年となる東日本大震災への関心を持ち続けてほしいとの願いを込めた贈り物に、児童たちは「大切に使いたい」と感謝した。

 県木材協会では28日に同校で木工と震災の講話をする予定だったが、新型コロナウイルスの影響で中止に。代わりにベンチの贈呈式が企画された。

 ベンチは、全国公募の木材活用コンクールでベンチの作品で受賞歴がある関光信也さん(74)=鳥栖市=がデザインし、松田木工(上峰町)が制作した。

 同校であった贈呈式で、木材協会の奈良﨑英樹事務局長(56)が「大切に使ってください」とあいさつ。6年の山本晴也君が「長く使えるように、手入れしていきたい」と感謝の言葉を述べた。ベンチは保健室前や図書室に設置される。

 関光さんは「震災の記憶の風化が進んでいる。このベンチを使う時に思い出してもらえたら」と話している。(中島野愛)