第３次補正予算案（一般会計歳出総額１９兆１７６１億円）が２８日、参院本会議で与党と日本維新などの賛成多数で政府原案通りで可決、成立した。Go Toには１兆８００億円が追加された。
補正の柱は新型コロナウイルス感染症対策に４兆３５８１億円、ポストコロナに向けた経済構造の転換など経済対策に１１兆６７６６億円、防災・減災、国土強靭化などに３兆１４１４億円。
このうち新型コロナウイルス感染症対策では病床や宿泊療養施設等の確保等に１兆３０１１億円、新型コロナウイルスワクチンの接種体制の整備・接種の実施に５７３６億円、新型コロナウイルス感染症対応地⽅創⽣臨時交付⾦に１兆５０００億円をあてた。一方、東京五輪・パラリンピックの延期に伴う感染症対策などに９５９億円を充てている。
ポストコロナの経済対策ではカーボンニュートラルに向けた⾰新的な技術開発支援のための基金の創設に２兆円のほか、グリーン住宅ポイント制度の創設に１０９４億円、マイナンバーカードの普及促進に１３３６億円を充てた。中⼩・⼩規模事業者等への資⾦繰り⽀援に３兆２０４９億円をあてる一方、Go Toトラベルに１兆３１１億円、Go Toイートに５１５億円を充てている。⽣活困窮者⽀援や⾃殺対策等の新型コロナウイルス感染症セーフティネット強化交付⾦は１４０億円にとどまった。（編集担当：森高龍二）
