筋痛性脳脊髄炎に理解を 実態迫るドキュメンタリー 2月28日オンライン上映会

 難病とされる筋痛性脳脊髄炎(ME)、慢性疲労症候群(CFS)の実態に迫ったドキュメンタリー映画「この手に希望を~ME/CFSの真実~」(有原誠治監督)のオンライン上映会が、2月28日に開かれる。上映会を支援している諫早市のNPO法人有明支縁会(草野紀視子理事長)が、医療従事者や市民の参加を呼び掛けている。
 「ME/CFS」はウイルスの感染後に発症し、免疫障害や神経機能障害などを伴う原因不明の難病で、治療法が確立されていない。「ME/CFS」を含むウイルス感染後疲労症候群が、新型コロナウイルス後遺症の一つに含まれるとした英国の研究機関報告があり、新型コロナとの関連性が注目されているという。
 映画はNPO法人「筋痛性脳脊髄炎の会」(東京)が製作。上映会はZoom(ズーム)を使い、同会の篠原三恵子理事長が新型コロナ後遺症アンケート結果をテーマに語る。先着50人。申し込みは2月20日までに、メールで有明支縁会(info@tasukeaitai.org)。
 筋痛性脳脊髄炎の会は、新型コロナ感染後における「ME/CFS」発症の実態調査を求める請願書を国会に提出するため、署名を募っている。署名用紙は有明支縁会のホームページ(http://www.tasukeaitai.org/)からダウンロードできる。

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