「あの界隈は昔、賑やかだった」ってどういう意味?

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この記事では界隈の使い方や意味、類語や対義語、英語表現についてわかりやすく解説します。紹介する例文などを参考に、界隈をビジネスの場面で適切に使用できるようにしましょう。

界隈の意味

界隈は「かいわい」と読み、「その辺り一帯」という意味です。辺り一帯ということですが、厳密に「ここからここまで」という範囲は決まっていないため、おおまかな範囲を表現する際に便利な表現と言えるでしょう。

地名や地域などとセットで使われますが、限定された住所や場所とはセットとして使われません。「恵比寿界隈で人気のお店」「浅草界隈で話題のスポット」というように使用しますが、「スカイツリー界隈」「国立博物館界隈」のような使用は不適切ということです。

またネット用語としての界隈は「ジャンルや分野を表現するもの」として使用されています。その場合は「Twitter界隈」「Instagram界隈」というように使用します。

界隈の語源

界隈の「界」は「さかい、さかいの中、区切り、区切った範囲」という意味の漢字で、「隈」には「すみ、奥まった場所」という意味があります。

「さかいの中のすみ」の組み合わせになっていることから、全体の一部のグループという捉え方ができる言葉です。そのため本来の界隈は、「ある範囲の隅」という意味になります。

界隈の類義語

界隈には意味が似ている言葉として、「付近」「近辺」「周辺」などがあります。それぞれのニュアンスや使い方は微妙に違いますので、シーンに合わせて正しく使えることが大切です。

界隈をこれらの類義語に言い換える際には、本来の文脈から意味がかけ離れてしまわないように注意しましょう。

  • 「付近」

「付近」は「特定の建物や場所の近く」という意味があります。たとえば、「駅前付近」や「渋谷付近」と言った使い方をする場合、「駅前の近く」「渋谷の近く」と言った意味になります。そのため「辺り一帯」と言う意味である界隈とは、ニュアンスが違う点に注意しましょう。

  • 「近辺」

「近辺」は「ある物の近く」という意味です。近辺の辺の字には「おおよそ」という意味があり、地図の上で特定できるような場所について使われ、距離にすれば徒歩で移動できるくらいを指します。文例としては、「自宅近辺で遊ぶ」とか「駅近辺に住んでいる」などです。

付近と似た意味を持ちますが、狭い範囲を指す付近と違い、近辺は「近くのおおよその範囲」と言う広い範囲を指す言葉であることに注意しましょう。

  • 「周辺」

「周辺」はある物や場所を中心としてそれを取り囲んでいるいくつもの物・場所を意味しています。

周辺にも「辺」という漢字が使われているため、近辺に近い意味を持っており、「おおよそ」という漠然とした範囲になるため、1カ所だけでなく複数の場所のことです。

例文としては「会社のビル周辺にあるお店」などと使い、会社のビルを取り囲んでいる近くという意味になり、付近よりも狭い範囲になります。

近辺との違いは、中心を起点とするニュアンスの有無です。

界隈の対義語

界隈には正式な対義語はありませんが、界隈の持っている意味と対になる言葉があります。ここからは界隈の対義語について解説しますので、シーンに合わせて正しく使いましょう。

「中心」

界隈を意味する「その辺り周辺、周囲」などと対になる言葉は、真ん中を意味する「中心」です。中心はすべてが集まっている場所であり、そこから外に出て行くという意味を持つ言葉であるため、「辺り一帯」を指す界隈とは対となる単語となります。

界隈の英語表現

界隈を英語で表現するには「around」が使われ、ある場所の周りに位置することを表します。たとえば「秋葉原界隈」なら「around akihabara」、「自社界隈」なら「around my office」と表現します。

界隈の意味を理解しシーンに合わせて正しく使おう

界隈は、一般的には「その辺り一帯」と言う意味で使われ、ネット用語としては「業界・ジャンル・分野」といった意味で使われます。

界隈は、おおまかな範囲を表現する言葉なため、限定的・断定的な表現を避けたい場面では特に役に立ちます。意味を正しく理解し、適切な場面で界隈を使いこなしましょう。