工学院大学附属高校の生徒が制作した映像作品が、国連75周年特別賞を受賞

工学院大学附属高等学校の生徒2名が制作した映像作品「THE NEW STRESS」が、2020年Peace in the Streets Global Film Festivalにて、最高賞である国連75周年特別賞を受賞した。同映像祭は、国連NGOの平和団体の一つであるThe Peace Maker Corpsにより20年以上開催されている。

受賞作品は、コロナ禍における新たなストレスを軽減するために自分たちができることを提案している。新型コロナウイルスを目に見えない平和を壊すものとしてとらえ、一人ひとりの努力と思いやりと、互いを理解することが平和への鍵であると訴えている。

制作は4月から6月にかけてオンラインと対面で進め、応募を決めてから改めてブラッシュアップを行った。アニメーションと映像で構成されるストーリーはもちろん、日本語と英語の字幕、動画編集も2人で行った。地に足の着いた思考に基づく変化を恐れない姿勢、どう乗り切るかを自らが多角的に見出した点が評価され、受賞に結び付いた。

ICT教育・STEAM教育に力を入れる工学院大学附属中学校・高等学校では「制作を通して自分自身を知ることは、青年期の自分探しや理想探しに適している」として2017年から動画制作を導入している。制作した映像作品は高い評価を受けており、2020年は「ごみが資源に!~ダンボールコンポストから広がる環境教育~」が第2回SDGsクリエイティブアワードでGOLD AWARDを受賞している。今回の受賞も、日々思考を巡らせ、自ら創り出すことを後押しする教育の成果といえる。

参考:

【工学院大学附属高等学校】工学院大学附属高校生、映像制作で国連75周年特別賞受賞

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