負傷者続出のリバプール・クロップ監督が安価で才能あるCBを〝緊急募集〟

苦悩のクロップ監督(ロイター)

やはり激戦のダメージは大きかった。28日(日本時間29日)に行われたイングランド・プレミアリーグの大一番は昨季王者のリバプールが好調のトットナムを3―1で破り、6試合ぶりの勝ち点3をつかんだ。

4試合連続無得点だった攻撃陣はセネガル代表FWサディオ・マネ(28)が全得点に絡む活躍を見せて留飲を下げたが、カメルーン代表DFジョエル・マティプ(29)が足首の靱帯を損傷し、チームから離脱することが判明した。

センターバック(CB)を務めるマティプは前半、トットナムの韓国代表FW孫興民(28)らと激しく競り合いながらも無失点で抑える活躍。だが、その際に足首を負傷し、ハーフタイムでの交代を余儀なくされた。チームでは今季、主力のDFファージル・ファンダイク(29)やDFジョー・ゴメス(23)が負傷で長期離脱中。またも選手のやりくりに頭を痛め始めたユルゲン・クロップ監督(53)は試合後、英メディア「BTスポーツ」の取材に対し〝SOS〟を発信した。

「もしリーズナブルな価格で、我々は求めるクオリティーを持ったCBがいるなら、私にメッセージを送ってほしい。選手の補強をしっかりやらないといけない」

冬の移籍市場が閉まるのは2月1日。残された時間は少ないだけに、昨季王者と周囲の動きに注目が集まる。

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