楽天モバイルが２９日、会見し、新料金プランを発表した。田中将大がプロ野球の楽天復帰で話題を集める中、三木谷浩史会長は携帯事業でも衝撃の〝０円プラン〟をサプライズで投入した。
マー君復帰で、背番号１８に引っ掛けた「１８００円プラン」の導入もウワサされていた中、三木谷氏は「革命的な新プランです。ちょっとしか使わない人はタダ！ １ＧＢまではなんと０円！」と高らかに掲げた。
ＮＴＴドコモ、ａｕ、ソフトバンクに次ぐ第４のキャリアとして、昨年、携帯事業に参入した楽天だが、菅政権による料金引き下げ要請で、最安をうたっていた料金プランはすっかり影を潜めていた。
巻き返しに向け、４月から導入する「ＵＮーＬＩＭＩＴⅥ」では段階性プランを採用。データ無制限プランは従来通り２９８０円だが、２０ＧＢまでは１９８０円、１～３ＧＢまでは９８０円とし、１ＧＢまでは０円というもの。
「スマホを持たない人を一人でも減らそうと決意した」（三木谷氏）。楽天のプランに対応する５Ｇ端末は別途必要となる。
携帯各社による料金引き下げ合戦は止まらない流れだ。楽天の０円発表で大手３社も追随する可能性があり、ネット上では「他社も小容量プランを発表して、使いまわせば本当に維持費０円時代が来る！」「間違いなくソフトバンクが逆襲プランに打って出る」と対抗策を期待する声が出ている。
