米アカデミー賞助演男優賞の俳優ジャレッド・レトがオスカー像を紛失「どこか行っちゃった」

2013年の映画「ダラス・バイヤーズクラブ」で性転換したHIV患者を体を張った大減量で熱演し、米アカデミー賞助演男優賞を受賞した米俳優ジャレッド・レト(49)が、その大切なオスカー像を紛失したことを激白した。

米CBS深夜のトーク番組「レイトx2ショーwithジェームズ・コーデン」に今週、リモート出演したレトは「この3年間、どこかに行っちゃったことに最近気づいたんだ」と明かした。

失くした経緯については不明だが、ロサンゼルス市内で引っ越した際、「まるで魔法のように消えちゃったんだ。きっとどこかにあるんだろうけど。みんなであっちこっち探したんだけどね」と説明した。

司会者のコーディンが誰かが持ち去った可能性はないのか尋ねると「かもね。間違って捨てるようなモノじゃないから」と否定はしなかった。

オスカー像を贈られた授賞式の夜について「すごくたくさんの人に手に取って見てもらったんだ。像はキズだらけでボロボロになったんだけど、みんな楽しそうに写真を撮ってたよ」と笑顔を話した。そして「誰かが大切にしてくれてるといいんだけどね」と続け、失くしたことについてはあまり気にしていない様子だった。

実はオスカー像を紛失したのはレトだけではない。

有名なのは「波止場」(1954年)と「ゴッドファーザー」(72年)で2度の主演男優賞を受賞したマーロン・ブランドーは、両方のオスカー像を紛失したことを自伝に書いた。不朽の名作「風と共に去りぬ」(39年)で主演女優賞に輝いたヴィヴィアン・リーは、「欲望という名の電車」(51年)で2度目の主演女優賞を受賞。その2つ目のオスカー像を自宅に侵入した何者かにより盗まれた。

また、「グッドウィル・ハンティング/旅立ち」(97年)で脚本賞を受賞したマット・デイモンは自宅が洪水被害に遭った際、オスカー像がだけが行方不明になった。

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