平均競争率2.06倍で過去最低 県立高全日制特別入試出願状況

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 岡山県教委は29日、県内公立高校の2021年度特別入試出願状況を発表した。県立全日制で導入している41校の平均競争率は2.06倍(前年度比0.06ポイント減)。5年連続で下がり、過去最低となった。

 特別入試は、県立全日制50校の総定員1万1020人のうち3211人を募集し、6620人(同358人減)が出願した。競争率が高かったのは邑久普通科3.50倍、矢掛普通科3.46倍、一宮理数科3.30倍の順。勝山蒜山校地と新見総合ビジネス科、今春新設の井原地域生活科グリーンライフコースは定員に達しなかった。

 小規模校の活性化を狙いに、18年度入試から県外の生徒向けに始めた全国募集は今回、笠岡商業の商業、情報処理の2科を加えて9校19科で計93人を募った。このうち、出願があったのは5校7科の計13人だった。

 県教委高校教育課は「少子化で中学校を卒業する生徒が少なくなっていることが競争率低下につながった。全国募集は新型コロナウイルスの影響で県境を越えた移動が難しくなっていることが要因では」としている。

 特別入試は学力とともに生徒の多様な能力や適性を測ろうと、14年度入試から始まった。県立定時制の烏城、市立の後楽館、玉野商工、倉敷翔南、真備陵南も取り入れており、競争率は高い順に烏城普通科昼間部3.03倍▽後楽館総合学科2.40倍▽真備陵南普通科3修コース1.92倍―などだった。

 試験は2月9、10日に学力検査(国語、数学、英語)や面接のほか、各校が選択する小論文や実技などがある。合格内定者には同18日に中学校を通じて通知する。

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