【パラ陸上】東京パラ金候補・佐藤友祈がプロ転向「身が引き締まる思い」

佐藤友祈(本人提供)

株式会社モリサワは29日、パラ陸上(T52)男子400&1500メートルで東京パラリンピック代表に内定している佐藤友祈(31)と、2月1日から所属契約を結ぶと発表した。

前所属先のグロップサンセリテを20日付で退社し、プロ選手として活動する意向を示していた佐藤は、4種目の世界記録を持つトラック競技のスペシャリスト。2016年リオデジャネイロパラリンピックでは、400&1500メートルで銀メダルを獲得。19年世界選手権では、400&1500メートルの2冠を達成した。

契約締結にあたり、佐藤は「新型コロナウイルスによりアスリートを含め世界中の本当に多くの方々が苦しむ中、プロ転向というチャレンジを決意した私を所属契約として迎えてくださったモリサワに心から感謝し、また身が引き締まる思いです。プロのパラアスリートとして所属先を背負って戦うことは私の夢でした。私のような障がいを抱えている方だけでなく世の中のすべての方々にとって、困難や目の前の壁を乗り越え『自分の目標や夢を叶えたい』と前向きな気持ちになってもらえる、そんな存在になれるよう、努力していきたいと思います」などと意気込んだ。

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