人魚&恋を捨てた男 レトロな録音ブースでのデュエットで接近 映画「マーメイド・イン・パリ」本編映像

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パリを舞台に人間と⼈⿂のラブストーリーを描いた映画「マーメイド・イン・パリ」(2月11日劇場公開)から、ガスパール(⼆コラ・デュヴォシェル)と人魚のルラ(マリリン・リマ)がデュエットする本編映像が公開となった。

公開された本編映像の場所は、吹き込んだ音声をレコードにしてくれる、レトロな録⾳ブースである“ヴォイス・オ・グラフ”。⼼を通わせはじめていた2⼈は、ガスパールの発案でオリジナルの歌をレコードとして残すことになる。「僕の浴室の⼈⿂ ゴムのアヒルたちの⼥神 どうやって僕の悲しみを消し去ったんだい?」と歌うガスパールに、「あなたは少しずつ私に恋しているの私の歌を聞いた男は誰だってそうなる」と答えるルラ。続けて「今の僕は喜びを忘れた壊れたオモチャさもう扉は閉ざした僕には免疫がある」と歌うガスパールだったが、電話ボックスのような狭い録⾳ブースで⾒つめ合う⼆⼈の唇は次第に近づく。

主題歌でもあるこの楽曲をはじめ、劇中の⾳楽はマチアス・マルジウ監督が率いるバンド、ディオニソスが⼿がけている。歌唱に挑戦したルラ役のマリリン・リマは「歌うことに魅了されたわ。マチアスは私たちを信頼してくれたし、コーチは素晴らしかった。記録的な早さで私たちを上達させたわ」と語っている。またガスパール役のニコラ・デュヴォシェルは、「⾃分とは全然違う声の他⼈の曲を歌うのは必ずしも単純なことではない。でも素晴らしかったよ。マチアスも僕も⾳楽の愛好家だからね!」と満喫したことを明かしている。マルジウ監督監督は「⼆⼈の俳優には、まるで協定を結ぶかのように歌を歌ってもらいました。彼ららしさが出て今の⼈物が出来上がりました。今思うとニコラとマリリンにしか演じられなかった役だと思います」と、⼆⼈の歌唱について賛辞を送っている。

「マーメイド・イン・パリ」は、恋の都パリを舞台に、過去の失恋から恋する感情を捨て去ってしまったガスパールと、虜にした男性の⼼臓を破裂させて命を奪う人魚・ルラが、偶然の出会いから恋に落ちる物語。ガスパールを⼆コラ・デュヴォシェル、人魚のルラをマリリン・リマが演じ、ロッシ・デ・パルマ、ロマーヌ・ボーランジェ、チェッキー・カリョらが脇を固めている。監督は、フランスのアーティストであるマチアス・マルジウが務めている。

マーメイド・イン・パリ
2021年2⽉11⽇(⽊・祝)新宿ピカデリーほか全国公開
提供・配給:ハピネット
©2020 – Overdrive Productions – Entre Chien et Loup – Sisters and BrotherMitevski Production – EuropaCorp - Proximus

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