県警山岳救助隊、白鷹で冬山訓練

遭難者の救助法など学ぶ

© 株式会社山形新聞社

棒状のプローブなどを使って遭難者を捜す隊員=白鷹町

 県警山岳救助隊の冬山訓練が29日、白鷹町営スキー場などで行われ、雪山での機材の使い方や遭難者の救助法を学んだ。  各警察署などから20~30代を中心に17人が参加し、同隊副隊長の渡辺隆之警部補(43)=寒河江署地域課=らが指導した。訓練は雪崩に巻き込まれ行方が分からない人がいると想定。かんじきを履いて斜面を移動しながら電波送受信機「ビーコン」を使って捜索し、その後、棒状の「プローブ」を雪に差して埋まっている場所を特定した。遭難者を掘り出す作業や、保温や搬送のためブルーシートなどで包む手順も確認した。  捜す側のビーコンが発信状態になっていたことで混乱したり、道具を入れたサックを置いたままその場を離れてしまったりする場面もあった。渡辺警部補は「要救助者と共にビバークするかもしれない。手袋一つでも無くすと大変なことになる」と装備品や携行品の大切さを説いた。  訓練は2月5日にも新庄市民スキー場で他の隊員を対象に行う。県警地域課によると県内では昨年2月に3件の山岳遭難が発生した。同課は、登山届の提出や複数人での入山、十分な装備の用意など、無理のない登山を呼び掛けている。

ビーコンを使い遭難者を捜す隊員=白鷹町