【連載12】加護亜依 彼氏が逮捕され動揺…“自殺未遂騒動”の真実を初激白

12 14年、自身が結成した「Girls Beat!!」時代の加護

【加護亜依の笑うカゴには福来る!?:連載12】元「モーニング娘。」でタレントの加護亜依(30)の半生をつづる上で避けて通れないのが、23歳だった2011年9月の“自殺未遂騒動”だろう。都内の自宅で精神安定剤を大量摂取し、リストカットして救急搬送された、とセンセーショナルに伝えられた。あの騒動の真実を今、赤裸々に初激白する。

21歳年が離れた前の旦那さんと初めて知り合ったのは、16歳の時でした。

ハタチを過ぎたころ、芸能活動の相談をするようになり、しばらくして交際を始めます。

でも、彼が11年9月に逮捕(恐喝未遂容疑)されてしまいました。

激しく動揺し、全然眠れなくなりました。今まで服用したことがなかった精神安定剤を飲むようになります。

あの日、1錠飲んで効いたはずなのに、それを忘れて「あっ、飲まなきゃ」とまた摂取。飲んで忘れて飲んで忘れて…を繰り返し、トータルで80錠ほども服用してしまいます。結果、倒れてしまいました。

彼の秘書さんが連絡が取れずにおかしいと異変を察知し、自宅に来てカギを開けると倒れていた私を発見。救急搬送されました。起きると、病室のベッドの上。大々的に「自殺」と報道されました。

これまで釈明しませんでしたが、心配してくださったファンの方々に言いたいです。全然違います。

そんな勇気があるかい(苦笑)。どうして私が死のうと思うの?と。

真相をお話しすると、自殺未遂どころか自殺するつもりもありませんでした。事務所を解雇された10代の時にリストカットしたことはありましたが、この時はしていません。精神安定剤を誤って大量に摂取してしまっただけです。

その年の12月に彼との結婚、妊娠を発表します。そのウラで実は、“万が一、また逮捕されるようなことがあったら離婚する”と申し合わせてもいました。

翌12年に長女を産んだ後、“チェンジしたい”と決意します。それまでマイナスなニュースを報道されてきたので、もう幸せになりたいと。

ところが、旦那さんが14年、2回目の逮捕(出資法違反容疑)。信用できなくなりました。本人が悪くなかったとしても、何かしら問題がある。3回目もあるかもしれない。何といっても娘に良くない。別れを決意し、離婚協議を始めました。

もともと夫婦らしい生活を送れていませんでした。お付き合いしていたころはステキな男性と思っていたけど、入籍するとかみ合わなくなりました。結婚当初から、いつかお別れするだろうなという思いは頭にありました。

旦那さんも仕事で忙しく、海外に行ったりしていて家を空けることが多く、私と真逆の生活。子育ては、ほとんど一人でやっていました。

15年に離婚します。失ったものは少なくなかったです。芸能活動もあまりできませんでした。できれば、この3年間は記憶から消したい…。

16年に会社経営の今の旦那さんと再婚しますが、あの3年間を塗り替えたいと思っています。

決していい経験だったとは言えないけど、娘ができたことには、すごく感謝しています。

次回はその、今の旦那さんのお話です。

☆かご・あい=1988年2月7日生まれ、奈良県出身。血液型=AB。4人きょうだいの長子。2000年に「モーニング娘。」の4期生として辻希美らとともにデビュー。明るい性格で人気を博し、国民的アイドルとして活躍する。04年、グループを卒業。幾多の騒動や離婚を乗り越えて再婚、現在はタレントや女優、歌手と幅広く活動。家族は一般男性の夫、5歳長女と1歳長男。9月25~30日に東京・中央区のブディストホールで行われる舞台「プレイ―2018―」に出演予定。

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