田中投手が楽天復帰 「東北に再び希望を」宮城知事と仙台市長、活躍を期待

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村井嘉浩宮城県知事

 米大リーグ、ヤンキースの田中将大投手(32)がプロ野球東北楽天に8年ぶりに復帰する一報を受け、村井嘉浩宮城県知事と郡和子仙台市長は29日、取材に喜びをあらわにした。チームを日本一に導いた2013年シーズンを振り返り、「東北、宮城に再び希望を届けてほしい」と獅子奮迅の活躍を期待した。
 「東日本大震災から10年目の節目に帰ってきてくれた。東北との強い結び付きを感じる」。村井知事は、球界を代表する右腕の帰郷を感慨深げに受け止めた。
 田中投手は震災から2年後の13年レギュラーシーズンで24勝無敗を記録した。知事は「被災地が感動に包まれた。県民の心に深く刻まれている」と述懐し、「今後も地域に勇気を与えてほしい」と願った。
 郡市長は「速報に思わず『おーっ』と声を上げた」と興奮気味。震災直後に避難所を回る姿が印象に残っているといい、「新型コロナウイルス下で日常が思うようにならない中、多くの人をまた励ましてくれるだろう」と予想した。
 これまで以上に投手陣が充実し、十分に優勝を狙える位置にあると指摘。ファン増加による経済への好影響にも触れ、「あちこちに波及効果をもたらしてくれると信じている」と笑顔を見せた。

郡和子仙台市長