日本発の抗寄生虫薬の使用開始

南アフリカ、新型コロナ治療に

© 一般社団法人共同通信社

南アフリカ・ヨハネスブルクで見受けられる抗寄生虫薬「イベルメクチン」のパッケージと容器=29日(AP=共同)

 【ナイロビ共同】南アフリカの医薬品規制当局は30日までに、2015年のノーベル医学生理学賞受賞者、大村智博士が開発に貢献した抗寄生虫薬「イベルメクチン」について、新型コロナウイルスの治療薬としての使用を始めたと発表した。医師らの厳重な管理下での使用を条件としている。発表は28日付。

 イベルメクチンの効果の有無は不明確で、南アの当局も治療薬として使うには「科学的根拠が乏しい」との認識を示す。一方、既に国内で非公式に広く使われ、違法な輸入品や偽物が出回っていると指摘。使用解禁には、政府の制御下で、野放図な流通に歯止めをかけたいとの思惑があることを示唆した。