名捕手・モリーナは残留濃厚 カリビアン・シリーズ後に決断か

アダム・ウェインライトとの再契約に成功したカージナルスは、もう1人のベテラン選手、ヤディアー・モリーナとの再契約も確実となりつつあるようだ。メジャーリーグ公式サイトのジョン・ポール・モロシによると、モリーナはまもなくカージナルス残留の決断を下す見込みだという。モリーナは現在カリビアン・シリーズでプレーしており、プエルトリコの地元紙「エル・ヌエボ・ディア」は、モリーナが同シリーズ終了後に決断を下す見込みであることを伝えている。

カージナルスのジョン・モゼリアック編成本部長は獲得を狙っている選手の名前を明らかにしない方針を貫いているが、「オフシーズン初日から我々の目標はアダム・ウェインライトとヤディアー・モリーナを連れ戻す方法を見つけることだった」と明言。すでにウェインライトとの再契約には成功しており、現在はモリーナとの再契約を目指している。

モリーナはウェインライト再契約のニュースを知り、自身のインスタグラムにウェインライトとの2ショットを投稿。そこには「兄弟!」とのキャプションが添えられていた。長年バッテリーを組んできたモリーナとウェインライトは今季も同じチームでプレーすることを希望しており、ゴールドグラブ賞9度の実績を誇る名捕手が通算167勝の右腕とともにカージナルスに残留する可能性は極めて高くなっている。

ウェインライトはモリーナについて「ヤディは勝者だし、今も勝利を望んでいる。だから、彼がどんな決断を下すか見てみよう。僕は彼がセントルイスを愛していることを知っているし、カージナルスの一員であることを愛していることも知っている。彼はいずれ銅像が建ち、球場の壁には背番号が飾られる(=永久欠番になる)ことになると思うけど、そういう選手が今季も戻ってきてくれるのは素晴らしいことだね」と語っている。

今季も2人のベテラン選手が精神的支柱としてカージナルスを牽引することになるのは間違いなさそうだ。

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