レアル下部組織の中井卓大 世界の有望株に選ばれる「最も才能ある選手の一人」

スペイン1部レアル・マドリードの下部組織に所属するMF中井卓大(17)の〝欧州デビュー〟に期待が高まっている。

23日に行われたフベニールA(U―19チーム)ロスジェベネス・サンブルーノ戦に飛び級で招集され、強烈なゴールを奪って注目を集めた。世界の有望株の情報を専門に扱うメディア「フットボールタレントスカウト」がその活躍ぶりを特集し、今後の展望を報じている。

中井の能力について「彼はすべてのMFのポジションができる。非常に巧みな技術やビジョンを持ち、チームを統括するインテリジェンスがある。ドリブルを好み、中長距離のシュートスキルに優れている一方で、チームメートにチャンスを生み出すこともできる」とその特長を分析し絶賛。そのうえで「最も才能のある選手の一人で、エレガントなプレーヤーだ」と形容した。

すでに昨年10月にトップチームの練習に参加しているように、今後の飛躍に注目が集まっているが、当面のターゲットとなるのが欧州の大舞台だ。

「彼がUEFA(欧州サッカー連盟)ユースリーグに出場するチャンスを得れば、彼にとって非常に大きな出来事になるだろう」と同メディア。UEFAユースリーグは、欧州各国クラブのU―19チームが出場する欧州チャンピオンズリーグ(CL)の〝若手版〟で、有望株の登竜門とも言える大会だ。

中井が所属するRマドリードは前回覇者で、3月2日に行われる決勝トーナメント1回戦で、イングランド・プレミアリーグのマンチェスター・ユナイテッドと〝名門対決〟が予定されている。この大会で活躍すれば、一気にトップチームへの道も見えてきそうだ。

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