大借金のバルサ 選手の「放出リスト」が流出し大騒動に 現地報道

ジェラール・ピケ(ロイター)

総額1400億円を超える負債が判明したスペイン1部バルセロナの「放出リスト」が流出し、話題となっている。

スペイン紙「アス」など各メディアによると、「TV3」が伝えた話として、バルセロナの強化部門が作成したリポートが外部に漏れて、その内容が判明したという。

リポートでは、DFジェラール・ピケ(33)が4月まで起用できないと書かれており、競争力を高めるにはイングランド・プレミアリーグ、マンチェスター・シティーのDFエリック・ガルシア(20)の獲得が必要と記されている。

DFサミュエル・ウンティティ(27)については「ハイデマンドな試合でプレーするのに苦労しているだけでなく、ケガのせいで信頼できる選手ではなくなっている。よって、重要な試合で起用可能と保証することはできない」と報告している。

また、下部組織出身のDFオスカル・ミンゲサ・ガルシア(21)については、有効な代替オプションとしつつ「重要な試合への準備は整っていない」ため、起用できるのは重要度が「中程度の試合になる」と分析。

信頼がおけるセンターバックはクレマン・ラングレ(25)とロナウド・アラウホ(21)だけと指摘している。また「逃せないチャンス。逃せばミスになる」とエリック・ガルシアの獲得を強く推していると、各メディアは報じている。

一方、同リポートでは今夏に放出すべき選手名も記載。DFジュニオール・フィルポ(24)、ウンティティ、GKノルベルト・ネト(31)の3人の放出が推奨されるという。

同時にチームの若返りと給与削減のため、手薄になった左サイドバックに、DFアレハンドロ・バルデ(17)の昇格を推薦したそうだ。

選手の評価や編成に絡むリポートが外部に流出するのは異例。今回はDF陣に関する内容で、FWリオネル・メッシ(33)ら攻撃陣については触れられていない。

経営面で苦境に立たされているバルセロナは、冬の市場を含めて今後、どのようなチーム編成をしていくのだろうか。

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