
中日の石川昂弥内野手(19)が度肝を抜く140メートルの場外弾を披露。〝師匠超え〟を虎視眈々と狙っている。
30日、二軍キャンプ地の読谷で自主トレし、フリー打撃では54スイング中、推定140メートルの場外弾を含む圧巻の11本の柵越えを放った。「最初の方はあんまり感触が良くなかったけど、どんどん良くなっていた。(場外弾は)角度が良かっただけ。(力は)8割ぐらいですかね」とケロリ。
まさに〝誠也塾〟のおかげだ。今オフは広島・鈴木誠とともに沖縄で自主トレを敢行。「いろんなことを教えてもらえたので、毎日しっかりノートに書いていた。一番は内角にきた時に体が開く癖があるので、それを直すために、体を回転させる前に腕から先に(バットを)出すイメージで。外角の方はきれいに打てていると言われた」と明かし、その成果をいきなり見せつけた格好だ。
日本を代表する強打者の鈴木誠が自主トレに取り組む姿を目の当たりにし「いろいろ考えて意識してやっていて、すごいなと思った。あのレベルまでいっても新しいことに挑戦してレベルアップしようとしている」と刺激にもなった。
その上で「もちろん、この世界でトップになることが目標なので、誠也さんを抜くぐらいの選手になりたい」と意気込んでいる。