【新型コロナ】神奈川県内、6人死亡397人感染 綾瀬市の自宅で死亡の80代女性も陽性

 新型コロナウイルス感染症を巡り、神奈川県内で30日、新たに6人の死亡と、10歳未満~100歳代の男女397人の感染が確認された。うち150人の感染経路が不明という。

 横浜市が死亡を確認した80代男性は、クラスター(感染者集団)が発生した済生会横浜市南部病院(同市港南区)の入院患者。昨年12月26日に肺がんで入院した後、今月25日に陽性が判明し、26日に肺がんで死亡した。平塚市が死亡を確認した80代女性は、クラスターが発生した高齢者福祉施設の通所者。藤沢市が死亡を確認した90代女性は、クラスターが発生している市内の高齢者施設の入所者だった。

 綾瀬市では25日に80代女性が自宅で死亡しているのが見つかり、相模原市内の医療機関で調べたところ陽性が判明した。

 川崎市は、幸区の90代女性と市外在住の90代男性の死亡が確認されたと発表した。

 新たなクラスター発生も相次いだ。横浜市内の特別養護老人ホームの職員と利用者の男女31人の感染が確認された。同市内の通所介護施設では、職員と利用者の男女6人の感染が分かり、市はそれぞれクラスターと認定。また、小田原保健福祉事務所管内の病院の職員2人が感染、デイサービス施設で利用者4人の感染が分かり、県はそれぞれクラスターと認定した。
 
 県警は30日、伊勢佐木署地域課の20代男性巡査と、同署交通課の30代男性巡査部長、神奈川署地域課の50代男性巡査部長の計3人が新たに感染したと発表した。

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