
イングランド・プレミアリーグのマンチェスター・ユナイテッドが、スペイン1部バルセロナで旋風を巻き起こしている同国代表FWアンス・ファティ(18)の電撃獲得を狙っている。
マンチェスターUは今夏の移籍市場へ向けてイングランド代表FWジェイドン・サンチョ(20=ドルトムント)の獲得が有力視されているほか、激しい争奪戦が展開されているノルウェー代表FWアーリングブラウト・ハーランド(20=同)にも強い関心を寄せている。
そうした中、英紙「サン」は「ハイリスクハイリターン。バルセロナの10代のスーパースターであるファティが、マンチェスターUへの加入が予想されている」と報じ、ファティも獲得候補に浮上していると報じた。
ファティは昨年11月に左ひざを負傷して手術を受けたため離脱しているが、今季序盤に4ゴールを量産して名門で一気に大ブレーク。今後の大活躍が期待されている。
同紙によると、マンチェスターUは昨夏に移籍金1億3200万ポンド(約190億円)でのオファーを出していたが、バルセロナは将来のエース候補と見込んでおり拒否したという。今夏もバルセロナが放出することはまず考えられないが、マンチェスターUは他のストライカーの獲得が失敗に終わった場合はさらに金額を上乗せして〝メガオファー〟を準備。新型コロナ禍による財政赤字が拡大するバルセロナの台所事情を突いて、電撃獲得を狙う可能性があるのだ。
〝メッシの後継者〟とも称されるファティの周辺がにわかに慌ただしくなってきた。