なんだこれ!? 新幹線基地脇にある銀箱車の正体

現場はこんなところ。右奥、フェンスのむこうの白い物体が新幹線。入れ替え用のHD300形1(新鶴見機関区所属)や、その後ろにはスーパーレールカーゴ用M250系の電動制御車がみえる。

ここは、東京都品川区八潮3丁目。新幹線がとまってるところは、新幹線大井車両基地。手前の線路群は東京貨物ターミナル駅。手前の線路から下り本線、上り本線、着発1番、2番……10番線と続く。

その先、架線がない位置に留置されているのが、銀の箱に3つの小窓と乗降ドア。窓下の赤い帯に JR貨物マークと Research Cabin が記されている。

ZX45A-1、ZX45A-2 という文字

その帯ちかくに、ZX45A-1、ZX45A-2 という文字。

これ、コンテナ貨車に載せて機関車などの性能を測定する専用コンテナ。このコンテナのなかに作業員が入り、いろいろ計測・検測できる。

各地で、貨物列車の定期列車や臨時列車にこの ZX45A-1・ZX45A-2 を組み込んで計測するシーンが目撃されている。

ちなみに、この画像の手前にある線路が、計画中の羽田空港アクセス線が通る東海道線 支線(大汐線)。

羽田空港の下をシールドマシンで掘削して、羽田空港と山手線までを東京貨物ターミナル駅を経由して結ぶ羽田空港アクセス線の計画についてはこの記事↓↓↓をチェックしてみて。
https://tetsudo-ch.com/11131012.html

――――JR東日本の最新型事業用車両 GV-E197系・E493系などに注目が集まるなか、それとは違った役割も持つもうひとつの事業用車両がここにいる。

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