【新型コロナ】横浜で2人死亡、260人感染 病院・特養・高齢者GHでクラスター

横浜市役所

 新型コロナウイルス感染症を巡り、横浜市は31日、いずれも市内に住む90代の女性2人が死亡した、と発表した。10歳未満~90代の男女260人の感染を確認。80代の男性が重症、80代の男性2人が中等症で、228人が軽症または無症状、29人の症状は不明。110人の感染経路が分かっていない。

 亡くなった女性のうち1人は、クラスター(感染者集団)が発生した元気会横浜病院(緑区)の患者。同病院の死亡者は13人になった。別の女性はクラスターが起きている介護老人保健施設の利用者で、この施設ではこの日、利用者2人の陽性が新たに判明し、感染者数は21人となった。

 新規感染者のうち、金沢病院(金沢区)で患者1人、特別養護老人ホームで職員と利用者の3人、高齢者グループホームで利用者2人が陽性になった。市は、いずれもクラスターが発生したと認定した。

 市内のクラスター関連では、港南台病院(港南区)で職員3人と患者4人の計7人の陽性が新たに判明し、感染者数は18人に。済生会横浜市南部病院(港南区)、済生会若草病院(金沢区)、県立がんセンター(旭区)、横浜新都市脳神経外科病院(青葉区)で職員と患者ら2~4人の感染が判明し、それぞれ45人、34人、13人、34人となった。

 横浜鶴ケ峰病院(旭区)、横浜みなと赤十字病院(中区)、汐見台病院(磯子区)ではそれぞれ1人が陽性となり、感染者数は10人、8人、10人となった。横浜刑務所(港南区)では収容者1人の陽性が確認され、計111人になった。

 このほか、高齢者施設6施設でも新たに職員や入居者1~3人の感染が確認された。

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