
「パパッと申告 スマホから」-。スマートフォンでの確定申告を呼び掛けるポスターを、長崎県平戸市岩の上町の県立猶興館高(福田雅子校長)2年、加藤凜華(りんか)さん(17)と1年、凜久(りく)さん(16)のきょうだいが作製した。平戸税務署は市役所など市内3施設に掲示する。
同税務署は新型コロナウイルス感染拡大防止につなげるため、スマホやパソコンでの電子申告を勧めている。ポスターは同税務署が依頼。美術部員の2人は、申請書類を背景にスマホを持つ手などをデザインに取り入れ、約1カ月かけて仕上げた。凜華さんは「スマホを手前に配置して、簡単に申告できることが伝わるようにした。文字は背景との組み合わせを試して、黄色を選んだ」と振り返った。
1月28日、同校でポスターを受け取った阿部正行税務署長は「社会人になれば、確定申告の大切さも分かると思う。立派なポスターを作ってもらった。来年度以降も使用したい」とお礼を述べた。