
31日のノア・後楽園ホール大会でのタッグ戦で、「金剛」のマサ北宮(32)がGHCタッグ王者の杉浦貴(50)から直接フォールを奪うことに成功し、挑戦に名乗りを上げた。
この日北宮は、かつて「ジ・アグレッション」としてGHCタッグ王座にも輝いた中嶋勝彦(32)とコンビを組んで杉浦、ケンドー・カシン組と対戦。約16年前に東京ドームでGHCジュニアタッグ王座にも挑戦したことがあるベテランタッグの息の合っているような合っていないような連係に幻惑させられる場面もあったが、徐々に杉浦に攻撃を集中させることに成功。最後はラリアートからのサイトースープレックスで杉浦を沈めた。
してやったりの北宮は「いつまでも、アホのおっさんたちにベルトを持たせていてもしょうがねえんだよ。俺たちがタッグに挑戦する。マサ北宮も金剛もやられっぱなしじゃねえんだよ」と杉浦が桜庭和志(51)とともに持つGHCタッグ王座への挑戦を表明。中嶋も「俺が言いたいことは1つ。ジ・アグレッション再出発だ」と話した。
なおこの日の〝悪魔仮面〟ケンドー・カシンの胸元には、ひげ面の人物とそれに関連するであろう人物の顔写真とともに「オヤジとムスコ」とプリントされていた。